豊胸のためには豆乳が効果的って本当?

「胸を大きくしたいなら、豆乳を飲むといい」と聞いたことはありませんか。実際に豊胸への効果があるのかは、賛否両論となっています。また、飲み方によっては危険となることもあるため、毎日どれくらいとれば効果があるのか、どれくらい飲んだらいいのかを理解して取り入れると、バストサイズへの影響が期待出来るでしょう。

女性の胸が大きくなる理由とは?

豊胸を目指すなら、胸が大きくなる仕組みを理解したほうがいいでしょう。胸がなぜ大きくなるのか、その理由として挙げられるのは、乳腺です。乳腺は胸の大きさに最も影響を与える部分で、胸の要素としては乳腺が1に対して、脂肪が9といわれています。

乳腺の大きさが変化することによって、胸の脂肪や筋肉が増えてくるのが、大まかな胸の大きくなる仕組みです。乳腺が発達するためには、女性ホルモンや成長ホルモンが大きく影響しています。栄養バランスやライフスタイルを見直し、女性ホルモンや成長ホルモンが分泌されやすい身体を作ることが、バストアップに必要です。

バストアップに必要なのは乳腺だけではありません。バストを皮膚や筋肉につなぎとめる役割を担うクーパー靱帯は、年齢によってきれたり延びたりする可能性があるため、ふだんからケアには気を使わなければなりません。

あまり激しい運動をしすぎることや、ブラジャーを着けず、ノーブラでいることが多いと切れたり、伸びたりしてしまいます。加齢だけではなく、スポーツをする人はなるべくブラジャーでバストを支えることで、成長したバストがたれたり、型崩れしなくて済むでしょう。

それ以外にもバストを美しく保つのには大胸筋、そして脂肪が挙げられていますが、バストアップには乳腺と女性ホルモンの関係がメインとなります。

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胸を大きくするために必要とされる栄養素は?

胸を大きくするのに必要とされる栄養素として挙げられるのが、エストロゲンです。女性ホルモンは2種類存在しており、それぞれ大事な役割を担っています。もうひとつの女性ホルモンであるプロゲステロンの場合は、主に妊娠に対する影響を及ぼすホルモンです。

そのため、エストロゲンを作用させて乳腺を発達させ、バストアップを成功させることが必要となります。

乳腺を発達させることによって、乳腺周辺の脂肪を増すことができ、結果としてブラジャーのカップを大きくできるでしょう。

エストロゲンのほかに、ボロンと呼ばれる栄養素も胸を大きくするのに一役買っているといわれています。必須ミネラルであるホウ素のひとつで、エストロゲンの血中濃度を高める働きがある成分です。乳腺を発達させるのに欠かせない栄養素として、注目されるようになりました。

更年期障害、骨粗しょう症、甲状腺に関する病気治療にも役立つ成分といわれています。ひじきやキャベツ、きなこに多く含まれ、毎日必要となる3mg程度を取ることで、更年期障害や骨粗しょう症予防だけでなく、バストアップも期待出来るでしょう。

ただし過剰に摂取すると、体内に取り入れたビタミンB2が排出されてしまうリスクがあるため、ほどほどに取り入れてください。

栄養素を毎日取り入れるためには?

エストロゲンとボロン、両方を毎日適量取り入れていることがバストを大きくするのに大切といえるでしょう。バランスの良い食事が一番大切といわれていますが、エストロゲンに多様な成分として上げられるのが、大豆イソフラボンです。

女性ホルモンであるエストロゲンと非常によく似た働きを持つ成分とされています。大豆イソフラボンが豊富に含まれている食品としては、豆乳や豆腐、おから、きなこ、納豆、味噌などの大豆製品です。特にきなこは効果が高いといわれていますが、単体で取るよりも豆乳と一緒にとるなどの工夫が必要となります。

大豆イソフラボンは毎日食事で大豆製品を組み合わせることにより、一日に必要となる量をクリアできますが、どうしても取れなかった時には豆乳で取ることがベストです。

1日に必要となる量として200mlとされています。コンビニやスーパーマーケットでも手軽に買えることや、適量を1パックで飲みやすいこと、食事で大豆製品を取るチャンスがないときでも飲みやすいことがベストとされる理由です。

無調整豆乳・調整豆乳・豆乳飲料とありますが、大豆イソフラボンの含有量の高いのは無調整豆乳となります。

毎日200ml取り入れるといいでしょう。ただし、豆乳独特の味やニオイが苦手という場合は、豆乳飲料でも問題ありません。

気をつけよう!過剰摂取

大豆イソフラボンは毎日取り入れることでバストアップに一役買ってくれるよい成分ですが、過剰に摂取することは危険を伴います。毎日適量をとることで健康や美容に大きな影響をもたらすため、過剰に摂取しないように心がけてください。

一日に必要とされている大豆イソフラボンの量は、75mg程度とされています。無調整豆乳に含まれる大豆イソフラボンの量は200ml当たり、68mgです。

調整豆乳は50mg程度です。

豆乳飲料とされるフルーツや紅茶などが含まれているものの場合、種類によって増減があるため、平均で20mg程度となっています。1日に200ml取れば十分必要なイソフラボンをほぼ取れるでしょう。過剰摂取によって体調に影響が出やすい部分として、月経周期が変わることがあげられます。

周期が不規則になり、過剰に早くなることや、過剰に周期が遅くなることも珍しくありません。それだけではなく、乳がん・子宮がんのリスクが高まることも懸念されていますので、注意してください。また、子宮内膜症と呼ばれる不正出血や出血過多になるリスクも高くなるため、とる量を増やし過ぎないようにしましょう。

なお、1日だけ大量に取って、後の日は一切とっていない場合、過剰摂取には当たりません。継続的に過剰に取り入れると起こりやすくなるため、注意してください。

どんなタイミングで飲めばいい?効果が全く感じられない場合は?

人によって異なりますが、朝起きてすぐ・食事前・食事中・寝る前などが効果を感じた人が多く取り入れた時間帯です。朝起きてすぐの場合、水代わりに豆乳を取ることで、お通じの改善や栄養補給ができるでしょう。食事前にダイエットをかねて豆乳を取ると、インシュリン上昇を抑えてくれます。

食事中に取るなら、そのままではなく、スープやパスタソースなどに使うとスムーズに取り入れやすいでしょう。最も多くの人が推奨しているのが寝る前で、成長ホルモンが活発化するため、飲むといい影響が期待出来ると考えられています。

効果が出ない場合、ライフスタイルに影響がある場合が少なくありません。不規則な生活、偏食、夜更かし、入浴せずシャワーだけ、食事も不規則といった状態の場合、ホルモンバランスが崩れている可能性が高いです。ホルモンバランスを整えることで効果が出るでしょう。

また、冷え性やストレスもホルモンバランスを崩す原因です。冷えによってホルモンが正常に働かない可能性や、ストレスによってホルモンバランスが整っていない場合、豆乳をいくら取っても効果は出にくいでしょう。対策として冷え性とストレスを緩和することが必要です。

なお、豆乳によるバストアップは多くの人が1年から2年程度かけて実行していますので、長い時間をかけて計画的に実行しましょう。